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「38timez」 Vol.15★
「お、すげぇ!」 「なんだよコレ~」「マジ!!」 ミッションが何とか・・・ハイカム?が何とか・・・。
母親が弟に言った。 「あんたの車、もうちょっと静かにならないの?近所に迷惑よ。」 「俺の車のエンジンサウンドの良さがわかんないの?」 「・・・・・。あんた明日も仕事でしょ。」 母親がDVDのスイッチを切った。
私はいま会社で取り組んでいる環境問題のECOプロジェクトチームの一人だ。 地球上で半分以上に減らさなくてはならないCO2の問題に 会社も新規事業の一環として取り組んでいる。 家でも資料や専門書を読んだりして・・・。
今日も車のDVDをみてわーわーうるさい弟に聞いてみた。 「あんた、あの車のガソリン代いくらかかってんの?」 「満タンで1万4~5千円くらいかな・・・?リッター2.5・・・」 「え~本当~?それで仕事にも時々乗って行ってたよね?ばかじゃん!」
「バカバカ うるせ~んだよ~!」 「あんた、高いガソリン買って排気ガス撒き散らして。」 「姉ちゃんだって買いまくってる洋服、あれだって飛行機で排気ガス撒き散らして来た洋服じゃん。ヨーロッパの方じゃもう その分、炭素税がついて高いんだぜ!」
どうやら弟は知らない間に私のECOの資料を見たようだ。 「・・・・・。うるさいなぁ。女がオシャレしなくてどうすんのよ!! キレイにしてるお姉さんと地味なお姉さんどっちが好きよ?」
「キレイなお姉さん。」
「でしょう! そのうちあんたのみたいな古い車も排ガス規制が進んで乗れなくなったりしてね~。」 「俺のは中身もすごいんだよ!!さらにすごい計画もあんの!」 「もし、もう乗れない時代になったらどうするの?」 「サムライみたいに最後まで乗り続けるね。俺は。」
弟が叫んだ。 「ラストさむらいじゃ~ん!!!!!」 やっぱりちょっとおバカさん。
「うるさい!!あんた達、いま何時だと思ってんの!!」 母親が弟の頭を後ろからはたいた。 「こういうヤツがこの先新しいものを創っていくのかもしれないなぁ。」 ボソッと、めずらしく父親がつぶやいた。 そして弟の頭のうえにポンッと手をおく・・・。
家族って時々面白い。 ストーリー構成 Takako Endo 写真協力/ Impression Riderz ※事実上、ストーリーの人物とイメージ写真の人物、車は
****************** あ と が き ******************
うちの弟はホント生意気で困ってるんですよ。
無茶するくせに打たれ弱いところもある弟。大志を抱いて欲しいです。笑 さてさて、 |
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